なぜ食べてくれないか、原因を考える事が必要です。
よく「ドッグフードを食べないを食べてくれないんです。」「すぐに飽きてしまうんです。」 というご相談を飼い主さんより、伺うことがあります。たくさんのご相談を受けていく上で、共通点があります。次の項目に愛犬は当てはまりませんか?
・これまでにドッグフードの種類を5回以上変えたことがある。
・レトルトなどの半生のドッグフードを与えたことがある。
・おやつは色々な物を与えています。
・トッピングなどを使った事がある。
・食べないから置きドッグフードをしている。
・人の食物を与えた事がある。
愛犬はグルメなんです。味をしめているかも?
美味しい物を知っている愛犬は、食べなければ次から次へと、ドッグフードを変えてくれる事を知っています。何度も何度も飼い主さんはいろんな物を試しては、買い続けていくしかなくなっているのです。愛犬が喜んで食べてくれる事は、飼い主さんにとっては嬉しい事だと思いますが、それをずっと続けていくと、愛犬が高齢になった時に、とても後悔する事になります。
なぜ後悔する事になるかと言うと、高齢なってくると、より頑固になり食べない癖が抜けない子は、栄養が不足したり、食べない事で弱ってしまう事もあるのです。だからこそ、その癖は若いうちに治す事をオススメします。特に食いつきだけで選ぶのではなく、安全で安心できるドッグフードを使い続ける事が重要なのです。
食欲がない時の対策
・体温程度に温めると香りが強くなるので興味をひけます。
・缶詰などを混ぜると味が濃くなり、たんぱく質・脂質が増えるので犬はとても好みます。
・水分を増加すると口当たりが良くなるので好む子もいます。
・夏の暑い日にはフードやお皿を冷蔵庫で冷やすと食べる子もいます。
※ただし、えり好みをしているだけの時はあれこれ変えるのはオススメしません。最初のうちはよく食べたけど、なれたら食べなくなって次を探していませんか?それは食事の問題ではなく、しつけ(心)の問題の可能性大です!そのまま放置しておくと老後に今まで目をそらしたツケが回ってくるかもしれません。
妊娠授乳期間の場合。
妊娠後期、授乳時期には多くのエネルギーが必要です。たんぱく質の量や質は母乳に影響を与えるので良質なものを選びましょう。脂肪が多いお肉だと乳腺が詰まることもあるので気をつけてください。
すでに愛犬が高齢なワンちゃんの場合。
高齢になったワンちゃんであれば歯周病や口内炎、病気の場合もありますので、しっかりと様子を
みてあげる事も必要です。1日食事を抜いて見て、それでも食べない場合は、
1度獣医師に診断をしてもらい、食べさせるように工夫をしてあげてください。