犬と人間とでは、体の構造が違うため、食べてはいけない物が存在しております!ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、毎年のバレンタインデーにはチョコ中毒になるワンちゃんが多く、病院に運ばれるという実例も多いようです!知識としても愛犬のために、知っておいた方が良い『犬が食べてはいけない食べ物』を記載しますのでしっかり読んで下さい!お知り合いのワンちゃんの飼い主さんにも教えてあげて下さいね!
ネギ類(長ネギ・玉ねぎ・ニラ・ワケギ・らっきょ・アサツキなど)
ネギ類に含まれるアリルプロピルジスフィドという成分が赤血球を破壊し、 溶血性貧血になるといわれています。※加熱しても成分は変わらないので注意! コンソメ、中華だしの中にも入っています。
消化器を傷つける可能性のあるもの
加熱した獣骨、鶏骨、魚のアラは消化器に刺さる可能性があります。 ※生の鶏骨は表面が滑らかなため、安全と言われています。ただし絶対ではないので心配なら 与えないほうがいいと思います。
塩分の多い食品(ラーメン、ハム、ベーコン、めんつゆなど)
人と違って犬は汗をかくところが指の間や肉球しかないです。なので元々人間ほど必要としません。 ただ、最近の研究では人と同じぐらい塩分が必要だとも言われています。 ※絶対に塩分を与えてはいけないわけでは有りません!動物園に行けば、岩塩を与えています。 具合が悪くなった時には点滴をしてもらいますよね?あれの中には沢山ナトリウムが入っています。 それでも心配な方は水分と一緒にとると余分な分は尿として排泄されます。 野菜などに多く含まれるカリウムは体内のナトリウムを体の外に出す作用があるので、 手作りごはんの時は更に安心です。
香辛料(唐辛子、コショウ、マスタードなど)
犬猫は嗅覚が強いので、香辛料などの刺激の強い食品をあまり好みません。 また、食べると胃腸を刺激して下痢などをするなどのトラブルが起こります。 ※下痢というのは「これ以上体の中に居られたら、体がツライ!サッさと外に出しちゃおう!」 という反応です。下痢を止めたら、お腹の中でずっと刺激され続ける事になるので 「あぁ、すぐに出て良かったね」という程度に受け止めてOK。ただし、苦しそうにしている、 元気がない吐き気も一緒にある、何度も何度も下痢をする、などの症状が出たらすぐに病院へ 連れて行ってください。
消化の悪いもの(冷たい牛乳、生の赤身魚、イカ、タコ、エビ、カニなど)
消化が悪いと胃腸に負担がかかりすぎ、嘔吐や下痢の原因になります。 また、生の魚介類にはチアミナーゼというビタミンB1(チアミン)を分解する酵素が 含まれているため、食べ過ぎると急性ビタミンB1欠乏症を引き起こしてしまうかもしれません。 ※もし心配ならば過熱すれば大丈夫です。
生の卵白(生の卵白に含まれるアビジン)
生の卵白に含まれるアビジンという成分がビタミンの一種であるビオチンの吸収を邪魔するため、 長期にわたって大量に食べさせると、ビオチン欠乏症となって、疲労、皮膚炎、結膜炎、などを 引き起こす可能性があります。 ※生の卵白を食べたから必ずそうなるというものではありません、ただ加熱すれば大丈夫です。
ブドウ・レーズン
腎不全になるといわれています。最近分かったことなので、 まだどの部分が中毒を起こすのか分かっていません。なので、あげない方がいいでしょう。
アワビ・サザエ・トコブシの「内臓」
内臓に含まれるピロフェオホルバイドは光に当たると光線過剰症の原因となり 激しい痒みが起こる事も。※特に2~5月ごろのアワビの内臓には要注意!
お菓子(ケーキ、チョコ、まんじゅうなど)
脂肪と糖分が多すぎるのでカロリー過剰になって、肥満になりやすくなります。犬は甘党なので、人のお菓子の味に慣れると普通の食事をイラナイと言い出すかも知れません。 チョコレートに含まれるテオブロミンが心臓や中枢神経を刺激し、嘔吐や下痢を起こしひどい場合はショック症状や、急性心不全になって死亡することも。特に製菓用のチョコやカカオ含有量の高いチョコは要注意です。
じゃが芋の芽
ソラニンという毒が含まれているので、芽が出ているときにはきちんと取り除いてください。皮をむいた時に緑色の場合もきちんと取り除いてあげて下さい。
カフィンを含むコーヒー、お茶、紅茶など
不整脈を起こす危険性があるので、積極的に飲ませないようにしてください。※コーラなどでも同じ症状が起こる可能性もありますので注意してください。
毒のある身近な植物など
ポインセチア 樹液 粘膜刺激、唾液分泌の亢進・嘔吐 ヒアシンス 球根 嘔吐、下痢、稀に死亡することも スズラン 花・球根・根 視覚障害などや死亡することも キョウチクトウ 樹皮・葉・根・種子 激しい胃腸炎、嘔吐、下痢、脈拍の増進、衰弱、死亡することも
その他の意外な植物など
ツツジ、ツユクサ、球根植物などがイロイロあります。なので、室内の植物はなるべく犬の届かない所に置くのが無難です。